枝垂れ梅が咲き誇る片瀬の名刹「常立寺」
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江ノ島詣の旧参道に建つ日蓮宗のお寺で、江ノ電江ノ島駅から徒歩5分ほどの場所にある常立寺。
歴史的にもゆかりがあり、古くから地元の人たちに愛され親しまれてきた片瀬の名刹です。
春には枝垂れ梅が咲く、落ち着いた佇まいの境内
2月~3月の初春には、境内にある立派な枝垂れ梅が咲き始め、お寺を訪れる地元の方や観光客の方の目を楽しませてくれます。静かな佇まいの境内で、赤色や白色に咲いた梅の木々を眺めていると、どこかホッとするひと時を感じます。
長い冬も終わり、春の足音が聞こえてきそうです。
歴史が物語る供養塔「元使塚」
もともと片瀬の龍口寺は罪人を処刑する「 龍ノ口刑場 」であり、その亡骸は近隣にある常立寺に埋葬されていたという諸説があります。
時は鎌倉時代中期。
第一の元寇「文永の役・1274年」が起こった翌年、元への服従を求めた国書を持った元からの使者・杜世忠(とせいちゅう)ら5人が日本へ上陸しました。
しかし一行は捕らえられ龍口処刑場へと送られてしまい処刑されました。彼らを弔うために今の常立寺がある場所に供養塔を建てたのが元使塚のゆかりです。
現在、境内にある元使塚は1925年に当時の住職によって建てられたものとされ、2005年には朝青龍や白鵬など、モンゴル出身力士が元使塚を参拝し、モンゴルで英雄を意味する青色の布を巻き、元使を弔いました。その後も藤沢で春巡業が行われる毎年4月になると、モンゴル出身の力士たちが参拝に訪れているようです。
日本の歴史に想いを馳せ。
木々や花々から季節の移り変わりを感じることができる名刹「常立寺」。
静かな境内で落ち着いたひと時を過ごしてみてはいかがでしょうか。
基本情報
ジャンル | 寺院 |
名称 | 常立寺(じょうりゅうじ) |
住所 | 神奈川県藤沢市片瀬3丁目14-3 |
拝観時間 | 参拝自由 |
駐車場 | なし |
アクセス | 「湘南モノレール湘南江の島駅」から徒歩1分、「江ノ電江ノ島駅」から徒歩5分 |
情報 | 2月から3月にかけて紅白の見事な梅を見に多くの人が訪れます。 |
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