風雅な庭で季節を愛でる 一条恵観山荘
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鎌倉駅から若宮大路を抜けて、金沢街道沿いの坂を上った、一角に建っている『 一条恵観山荘(いちじょう えかん さんそう)』。
江戸時代初期に建築された雅極まる山荘は、国指定重要文化財建造物。
2017年の6月から、庭園や建物の一部が公開されています。
国指定重要文化財「一条恵観山荘」(いちじょう えかん さんそう)とは?
この一条恵観山荘は、後陽成天皇の第九皇子であり、摂政・関白を二度務めた一条恵観(兼遐・昭良)によって営まれた山荘です。
もともとは、京都西賀茂に建つ一条家別邸の離れでした。
それを昭和になってから鎌倉の地に移築したものです。
赤く色づくもみじが美しい!自然に囲まれた庭園(秋)
敷地内には、ゆっくり園庭見られるように整えられ、美しく紅葉していました。
2017年には台風の影響で、樹木がダメージを受けましたが、南側に山がある地勢のおかげか塩害の被害も少なく、枯れ落ちている木はほとんどありませんでした。
希少な守山石に野趣あふれるかやぶきの門
通路を抜けると、黒い扁平な真黒石が敷き詰められています。
その先には移築した際に復元された立派なかやぶき屋根のご御幸門。
天皇をお迎えする格式高い門です。
美しい自然に囲まれた庭園
水面に浮かぶ落葉のコントラストに季節の移り変わりを感じますね。
腰を降ろして原風景に溶け込む…
一条恵観山荘の催し・イベント
皇族や茶会の場としてなどと少し高貴なイメージの一条恵観山荘ですが、敷居が高過ぎて入りにくい場所では決してありません。
園内には、かふぇ楊梅亭やイベントでは、入園料無料日、建物見学、苔テラリウム、茶の湯体験などなどが定期的の催されています。
詳細や予約状況は一条恵観山荘公式HPのカレンダーをご覧ください。
山荘の内部を見学できるガイドツアーや、本格式の茶室での茶の湯体験などもあり訪問者が少なく穴場感たっぷり。
コンパクトながら見応え充分!とても美しく整えられた庭園なので、四季を通じて訪れたいですね。
基本情報
名称 | 一条恵観山荘(いちじょうえかんさんそう) |
住所 | 神奈川県鎌倉市浄明寺5-1-10 |
入園料 | 500円 |
TEL | 0467-53-7900 |
開園時間 | 10:00~16:00(最終入園15:30) |
休園日 | 月・火曜日(祝日の場合は開園の場合あり) ※その他、催事開催時など臨時休館あり ※開園カレンダーはこちら |
アクセス | 鎌倉駅東口発 京急バス5番乗り場より乗車10分「浄明寺」バス停より徒歩2分 |
ホームページ | https://ekan-sanso.jp/ |
Yasy
江ノ島タクシー㈱広報担当者 藤沢市在住36年。生粋の藤沢っ子。 湘南地域の新しいお店を見つけては、飲み歩くし、食べ歩く。そんな生活を続けてたら人生最重量に…。絶賛ダイエット中。
